このページは、高橋邦夫さんが翻訳された「ネチケットガイドライン(RFC1855)」を抜粋したものを、一部改訂して転載したものです。
インターネット上で、コミュニケーションをスムーズに行うために、したほうがよいこと、しないほうがよいことの指針がネチケットガイドライン(RFC1855)には書かれています。言いかえると、新しいコミュニティーに入るときには、より円滑にそのコミュニティーに入れるように、また、古くからいるコミュニティーであってもより問題が起こることが少なくなるように、そのための参考になることが書かれています。
ネチケットガイドライン(RFC1855)は、1995年10月に書かれているため、(主に技術的な問題で)細かいところでは、管理人が現在運用しているシステムと異なったところがありますので、このページでは一部を削除、改訂してあります。もちろん、ネチケット(インターネット上でのコミュニケーションの問題を防止するためのエチケット)という意味において項目中で必要な部分は、原則として削除、改訂しておりません。
インターネットでは、顔の見えない文字だけでコミュニケーションを取るので、注意をしていても通常より遥かに多くの問題が発生します。ですから、もしかしたらわかりきったことばかりが書いてあるかもしれませんが、一度、参考のために読まれてはいかがでしょうか。
(以下、抜粋、改訂したものの転載)
※このRFC1855の日本語訳は訳者が個人の責任で翻訳したものです。文中〔〕【】の部分は訳者が補った注記です。日本語訳 高橋邦夫 1996年2月2日
ネットワーク・ワーキング・グループ
RFC(Request For Comments)文書番号:1855
FYI(For Your Information)文書番号:28
分類:Informational
サリー・ハンブリッジ著(インテル社) 1995年10月
高橋 邦夫訳(東金女子高等学校)1996年2月2日
ネチケットガイドライン
このメモの状態
このメモは、インターネットコミュニティのために情報を提供するものです。このメモは、いかなる種類のインターネット標準をも規定するものではありません。このメモの配布は、無制限です。
概要
このメモは、インターネット技術特別調査委員会(IETF)のネットワーク責任利用作業部会(RUN; Responsible Use of Network Working Group)の成果著作物の一部を削除改訂したものです。
このメモ(RFC1855)の日本語版全文は、こちらにあります。RFC1855 日本語版全文
目次
- 1.0 はじめに Introduction
- 2.0 1対1の通信 One-to-One Communication
- 2.1 利用者のガイドライン
- 2.1.1 電子メールのガイドライン
- 2.1.2 トークのガイドライン
- 2.2 管理者のガイドライン
- 3.0 1対多の通信 One-to-Many Communication
- 3.1 利用者のガイドライン
- 3.1.1 メーリングリストとネットニュースの一般的なガイドライン
- 3.1.2 メーリングリストのガイドライン
- 3.1.3 ネットニュースのガイドライン
- 3.2 管理者のガイドライン
- 3.2.1 一般的問題
- 3.2.2 メーリングリスト
- 3.2.3 ネットニュース
- 3.3 議長(Moderator)のガイドライン
- 3.3.1 一般的なガイドライン
- 4.0 情報サービス Information Services
- 4.1 利用者のガイドライン
- 4.1.1 一般的なガイドライン
- 4.1.2 リアル・タイム対話サービス(MUD MOO IRC)のガイドライン
- 4.2 管理者のガイドライン
- 4.2.1 一般的なガイドライン
- 5.0 推奨文献目録 Selected Bibliography
- 6.0 セキュリティの考慮 Security Considerations
- 7.0 著者のアドレス Author's Address
- 8.0 日本語版について
かつて、インターネット社会の住民は、インターネットで「育ち」、技術的に注意されて、その情報転送やプロトコルの性質を理解しました。今日、インターネット利用者の共同社会には初めてその環境を体験する人々が含まれています。これらの「新参者(Newbies)」は、その文化に慣れておらず、情報転送やプロトコルについて知る必要を感じていません。これらの新しいユーザを早くインターネット文化に導き入れるために、このガイドは、各組織と個人が自分自身の使用のために採用し、適合化できる最小限の組み合わせを提示します。インターネット・アクセスを提供しているのが誰か(インターネット・サービス・プロバイダの個人アカウントなのか、大学の学生用アカウントなのか、勤務先の発行したアカウントなのか)に関わらず、各個人は、その組織の持つ、メールとファイルの所有権および適切な投稿・送信のしかた、自分自身を表現するためのやり方についての規則を知っていなければなりません。各組織固有のガイドラインについては、それぞれの管理者に必ず確認してください。
2.0 1対1の通信(電子メール、トーク)
私たちは、ある個人が別の個人に面と向かって会話するように通信すること、つまり対話のことを1対1の通信と定義します。人々と付き合うための常識的な礼儀作法は、一般にどんな場合でも尊重するべきですが、インターネットの場合には、身振りや声の調子を推測させることしかできないなどの理由から、その重要性が2倍になります。電子メールやトーク(会話)を通じたコミュニケーションのネチケットについてもっと知りたい場合は、推奨文献目録の参考文献[1,23,25,27]を参照してください。
2.1 利用者のガイドライン
2.1.1 電子メールのガイドライン
2.1.2 トークのガイドライン
(全文削除)
2.2 管理者のガイドライン
(全文削除)
3.0 1対多の通信(メーリングリスト、ネットニュース)
あなたが1対多の通信をする時には、メールに関するすべてのルールも常に適用しなくてはなりません。1対1の通信の場合よりもはるかに多くの人を傷つける可能性があることを考慮に入れておけば、結局、一つのメール・メッセージや投稿で多くの人と通信することと、1人の相手と通信することとはとてもよく似ています。したがって、あなたのメッセージの読者についてできるだけ多くのことを知っておくのは、とても重要なことです。
3.1 利用者のガイドライン
3.1.1 メーリングリストとネットニュースの一般的なガイドライン
- あなたが何かを投稿する前に、1〜2か月の間メーリングリストとニュースグループの両方を読みましょう。これは、あなたがそのグループの文化を理解するのに役立ちます。
- システム利用者の行為に関して、そのシステム管理者を非難してはいけません。
- 多くの読者があなたの投稿を読むということを考えましょう。その中には、あなたの現在の、あるいは将来の上司がいるかもしれません。あなたが書く内容に注意しましょう。また、メーリングリストもニュースグループもしばしばアーカイブになり、あなたの言葉が非常に長い間多くの人々がアクセスできる場所に保管されるかもしれないということを覚えておきましょう。
- ある人の発言は、その人の個人的な意見であり、(特に明示していない限り)その所属組織の見解ではないものと考えましょう。
- メールもニュースもシステム資源を消費するものであることを覚えておきましょう。その利用について、あなたの組織が定めているかもしれない特別な規則について注意を払いましょう。
- メッセージや記事は、簡単で要領を得たものでなければなりません。的外れの話題をさまようことなく、脱線することのないようにし、単に他人の誤字脱字を指摘するためだけのメールや記事を送ったりしてはいけません。これらの行為は、他のどんな行為よりも明白にあなたが未熟な初心者であることを示してしまいます。
- サブジェクト(題名)の行は、そのグループの規則に従って書かなければなりません。
- 偽造やごまかしは、承認された行為ではありません。
- 広告は、ある種のメーリングリストやニュースグループでは歓迎されますが、その他のメーリングリストやニュースグループでは嫌悪されます!これは、投稿する前に読者が誰かを知っておく、ということのもう1つの例です。完全に話題から外れた頼まれてもいない広告を出せば、確実に多数のいやがらせのメールがあなた宛に届くことになります。
- あるメッセージについて返事を送ったり投稿する時には、必ず先頭にオリジナルの要約を書くか、状況を伝えるのにちょうど十分な量のオリジナルの文を引用として含めましょう。これで、あなたの返事がどこから始まるのかを確実に読者に理解させられます。特にネットニュースでは、記事があるホストから他のホストに次々と配送されるため、オリジナルが届く前に返事が先に届いてしまうこともあります。状況説明を与えることは、全員に役立ちます。ただし、オリジナルの全文を含めることはしてはいけません!
- 繰り返しますが、あなたのメッセージに付ける署名を必ず持ちましょう。これにより、ヘッダ情報をはぎとってしまうメーラやニュースリーダでも、あなたの連絡先の情報は消されないで確実に残るようになります。
- あなたがメッセージや記事に返事をする時には慎重に行いましょう。しばしば、返事のメールや記事は元の記事のあったアドレスに返送されますが、多くの場合それはメーリングリストかニュースグループのアドレスです!個人的な返事をとてつもなく多くの人に送りつけ、みんなを当惑させてしまうかもしれません。最も良い方法は〔個人的な返事を書くときには〕「返事を書く(reply)」機能に頼らずに、宛先アドレスを自分でタイプすることです。
- 配達証明、不着時の情報、休暇中自動応答プログラムは、完全に標準化しているものではなく、インターネットメールに接続されたシステム間を経由する上で完全に信頼できるものでもありません。これらはメーリングリストに送信する時には侵略的ですし、配達証明はプライバシーの侵害であると考えている人もいます。要するに、これらを使ってはいけないということです。
- 個人宛のメッセージをメーリングリストやニュースグループに流してしまったことに気付いたら、相手とそのグループにおわびのメールを送りましょう。
- 自分がある1人の人と意見が一致しないことに気付いた時には、メーリングリストやニュースグループにメッセージを送り続けるのではなく、個別に電子メールで返答しましょう。そのグループが何がしかの関心を持つかもしれない点を討論しているならば、あなたは彼らのためにあとで要約をしてあげても良いでしょう。
- フレーム戦争(感情的論争)に巻き込まれてはいけません。火のつきやすい記事は、投稿してもいけませんし、返答してもいけません。
- 返答に対して、もはや必要のない返答でしかないメッセージや記事を送ることは避けましょう。
- 等幅フォントや図は慎重に使いましょう。これらは他のシステムでは異なって表示されるでしょうし、同じシステムでもメーラによって表示が異なります。
- さまざまなニュースグループやメーリングリストが、さまざまな趣味や話題を議論するために用意されています。これらは、生活様式、宗教、文化の多様性を表わしています。あなたが反対意見を持つグループに対し「あなた方の考えには反対だ」という攻撃的なメッセージや記事を投稿することは受け入れられません。性的、人種的いやがらせのメッセージは法的な問題になるかもしれません。攻撃的な項目があるかどうかフィルタして探しだせるソフトウェアも利用できます。
- 〔日本では、一般にサブジェクトに日本語文字を用いることは歓迎されていないことを覚えておきましょう。システム環境によっては、サブジェクトの日本語文字が正常に表示できない場合があります。初めての相手にメールを送る時や、グループに送る場合には注意しましょう。英語かローマ字を使いましょう。〕
3.1.2 メーリングリストのガイドライン
インターネット上にどんなメーリングリストが存在していて、どう参加したら良いかを知る方法はいくつかあります。あなたの組織が、メーリングリストへの加入と投稿について、どんな方針を定めているかを確実に理解しておきましょう。一般に言えることですが、インターネットで情報を探し始めるよりも先に、まず自分の組織内の情報を調べてみることは常に良いことです。インターネット・メーリングリストと参加方法を一覧にしたファイル群がnews.answersに定期的に投稿されています。これは、各種の話題に関するメーリングリストを探すための貴重な情報源です。推奨文献一覧の[9,13,15]も参照してください。
- 参加申請(subscribe)、脱退申請(unsubscribe)のメッセージは適切なアドレスに送りましょう。いくつかのメーリングリストソフトウェアにはこれらをキャッチできるほど賢いものもありますが、すべてが探し出せるわけではありません。メーリングリストがどのように機能しているかを学び、正しいメールを正しい場所に送るのはあなたの責任です。非常に多くのメーリングリストが -requestをつけたアドレスで参加脱退申請を受け付けるように設定してはいるものの、全部がそうしているわけではありません。参加しようとするメーリングリストで使われている方式を必ず調べておきましょう。
- 自分が参加するすべてのメーリングリストの参加申請メッセージを保存しておきましょう。通常、その中には脱退方法〔と連絡先アドレス〕も書いてあります。
- 一般に、一度あなたが送ったメッセージを回収することは不可能です。あなたのシステム管理者でも、あなたが送っってしまったメッセージを取り戻すことはできません。これは、自分の書いたメッセージが本当に送信したいものなのかどうか、あなた自身で確認しておかなければならないことを意味します。
- 多くのメールプログラムが持つ自動返信機能は内輪の通信には役立ちますが、メーリングリスト全体に送られた時には悩みの種になります。メーリングリストから届いたメッセージに返答する時には、「Reply-To」アドレスを調べましょう。ほとんどの自動返信機能ではメーリングリストの全参加者に送信します。
- URL (Uniform Resource Locator) やFTP可能なバージョンの入手先を示せば済む場合には、メーリングリストに大きいファイルを送ってはいけません。ファイルを複合ファイル〔分割ファイル〕として送りたい時には、そのグループの慣習に必ず従わなければいけません。どんな慣習になっているのか知らない時には、尋ねましょう。
- 長期間にわたってメールをチェックできない時には、脱退するか、「nomail」オプションの設定をする(それが利用できるとき)ことを考慮しましょう。
- 1つのメッセージを複数のメーリングリストに投稿する時、特にそのリストが互いに密接な関係のあるときには、クロスポストすることについて謝罪しておきましょう。
- 質問をしたときには、必ずサマリ(summary; 概要)を投稿しましょう。その時は、受け取ったメッセージの束を送るのではなく、正しく要約して送りましょう。
- メーリングリストの中には私的なものもあります。これらの招かれていないメーリングリストにメールを送ってはいけません。私的なメーリングリストから届いたメールを、対象外の人々に広報してはいけません。
- あなたが論争につかまった場合は、書き手の人格ではなく、書いてある内容に議論を集中するように保ちましょう。
3.1.3 ネットニュースのガイドライン
(全文削除)
3.2 管理者のガイドライン
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3.3.1 一般的なガイドライン
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4.0 情報サービス(Gopher, Wais, WWW, ftp, telnet)
最近のインターネット史において、ネットは新しい多様な情報サービスで爆発しました。Gopher, Wais, World Wide Web (WWW), Multi-User Dimensions (MUD), Multi-User Dimensions which are Object Oriented (MOO) はこれらの新しい分野の一片に過ぎません。情報検索能力は爆発していますが、「利用者側の危険負担責任」(Caveat Emptor)は不変に残っています。これらのサービスに関するより多くの情報は、推奨文献目録の文献[14,28]を参照してください。
4.1 利用者のガイドライン
4.1.1 一般的なガイドライン
- これらのサービスのすべては、他人の所有物であることを覚えておきましょう。請求書に支払いをする人は、利用法を管理する規則を作り始めます。情報は無料かもしれませんし、有料かもしれません!必ず確認しておきましょう。
- もし情報サービスの形式にまつわる問題があるときには、まず自分の組織内から問題解決を始めましょう:ファイル構成、ソフトウェア設定、ネットワーク接続などを確認しましょう。プロバイダ側の問題だとか、プロバイダの欠点だと思う前に、このことを確認しましょう。
- ファイル形式を表わすために用いられる慣習的なファイル名のつけ方がありますが、このファイル命名法が適用されていると思い込んではいけません。例えば、「.doc」ファイルは、必ずしもワープロのファイルではありません。
- 情報サービスも、www.xyz.comのような命名法を使います。繰り返しますが、この命名法を知っていることは役に立つことですが、必然的なものとして依存してはいけません。
- あなたのシステムでのファイル名の働き方を知っておきましょう。
- セッション接続中には情報提供に用いられる命名規則に注意を払いましょう。FTPサイトでは通常、READMEという名前のファイルを最初のディレクトリに置いて、入手可能なファイルの情報を知らせています。しかし、これらのファイルが最新の内容であるとか、正確なものだと仮定してはいけません。
- あなたが見つけたどのような情報でも、決してそれが最新のものだとか、正確なものだと仮定してはいけません。最新のテクノロジーにより誰でも出版できるようにはなりましたが、なかには出版に伴う責任を身につけていない人もいることを覚えておきましょう。
- あなたが現状のセキュリティ(保安)と認証に関するテクノロジーを確信しているのでない限り、あるシステムに送る情報はどれもインターネット上で「白日のもとにさらされ」ながら転送され、ごまかし屋や偽造者に対して無防備であることを覚えておきましょう。
- インターネットは地球を渡り歩くものですから、情報サービスはあなたの属する社会とは著しく異なった文化や生活様式を反映するかもしれないことを覚えておきましょう。あなたにとって不快な文書を見つけたとしても、実はそれが許容されている地域から発信されたものかもしれません。いつも寛大な心を保ちましょう。
- 人気があるサーバーの情報が欲しいとき、ミラーサーバーの一覧が提供されていれば、必ず近くのミラーサーバーを利用しましょう。
- あなたが他の人々に拾ってもらいたい書類を預けるために他人のFTPサイトを利用してはいけません。これは「ダンピング(dumping)」と名づけられた行為で、一般に受け入れられる行為ではありません。
- あるサイトとの通信に障害が起きて、助けを求める場合には、プログラムの解析を支援するために、出来る限り多くの情報を必ず提供しましょう。
- ホームページのような、あなた自身の情報サービスを立ち上げるときには、所属組織のシステム管理者に、自分の組織ではどんなガイドラインがあるのかを必ず確認しておきましょう。
- 人気があるサイトのシステムの負担を分散するために、混雑する時間帯を避け、空いている時刻にログインすることを考えに入れましょう。
4.1.2 リアル・タイム対話サービス(MUD MOO IRC)のガイドライン
- 他の環境と同様に、はじめは「聞くこと」に徹して、そのグループの文化を知っておくのは賢いやり方です。
- チャンネルやルームに参加している全員に個別に挨拶をする必要はありません。たいていは、単なる「Hello」とか、そんなもので十分です。クライアントの自動機能を使って人々に挨拶をするのは、受け入れられない行為です。
- 大量の情報を送りたいときには、あらかじめ参加者たちに警告しましょう。全員がそれを受け取ることに同意したなら、それを送ってもかまいません。しかし、頼まれてもいない情報を警告なしに送りつけることは、メールの場合と同様に悪いやり方とされています。
- あなたの知らない人があなたと会話をしたがっていると思ってはいけません。あなたの知らない人から個人宛メッセージ〔電子メール〕を送るよう強制されたと感じた時は、相手が忙しいこと、または単にあなたと話をしたくなかったのかもしれないという事実をおとなしく受け入れるよう心がけましょう。
- そのグループのガイドラインを尊重しましょう。そのグループの入門手引きを探し
てみましょう。関連したFTPサイトにあるかもしれません。
- 性別、年齢、居住地のような個人の情報を教えるよう他のユーザに求めてはいけません。あなたがもう一人のユーザと知り合いになった後には、これらの疑問はもっと適切なものになるかもしれませんが、多くの人は親しくない人にこれらの情報を与えることをためらうものです。
- あるユーザがニックネームや偽名を使っている時には、名前を隠したいという本人の希望を尊重しましょう。たとえあなたとその人が親しい友人であっても、彼のニックネームを使う方がより礼儀正しいことです。本人の許可なくその人の本名をオンラインで使ってはいけません。
4.2 管理者のガイドライン
4.2.1 一般的なガイドライン
(全文削除)
5.0 推奨文献目録
この文献目録は、一般の資料と同様に上記の各章の情報の大部分を集めるために使われたものです。これらの業績の中からは特に見つけられなかった項目については、インターネット技術特別調査委員会ネットワーク責任利用作業部会の経験から集められました。
[1] 「電子メール様式の要素」
Angell, D., and B. Heslop, "The Elements of E-mail Style",
New York: Addison-Wesley, 1994.
[2] 「ユースネット関係のFAQへの回答」
"Answers to Frequently Asked Questions about Usenet"
Original author: jerry@eagle.UUCP (Jerry Schwarz)
Maintained by: netannounce@deshaw.com (Mark Moraes)
Archive-name: usenet-faq/part1
[3] 「インターネットでのふるまいと利用法のガイドライン」
Cerf, V., "Guidelines for Conduct on and Use of
Internet", at: <URL:http://www.isoc.org/proceedings/
conduct/cerf-Aug-draft.html>
[4] 「新規利用者のためのインターネットの手引き」
Dern, D., "The Internet Guide for New Users", New York:
McGraw-Hill, 1994.
[5] 「エミリー・ポストニュースがあなたのネチケットの質問に答えます」
"Emily Postnews Answers Your Questions on Netiquette"
Original author: brad@looking.on.ca (Brad Templeton)
Maintained by: netannounce@deshaw.com (Mark Moraes)
Archive-name: emily-postnews/part1
[6] 「みんなのためのインターネットの手引き」
Gaffin, A., "Everybody's Guide to the Internet", Cambridge,
Mass., MIT Press, 1994.
[7] 「インターネットの責任ある利用のためのガイドライン」
"Guidelines for Responsible Use of the Internet"
from the US house of Representatives gopher, at:
<URL:gopher://gopher.house.gov:70/OF-1%3a208%3aInternet
%20Etiquette>
[8] 「(FAQ)正しい投稿場所の探し方」
How to find the right place to post (FAQ)
by buglady@bronze.lcs.mit.edu (Aliza R. Panitz)
Archive-name: finding-groups/general
[9] 「馬と納屋の扉:インターネット利用の組織ガイドラインの発展」
Hambridge, S., and J. Sedayao, "Horses and Barn Doors:
Evolution of Corporate Guidelines for Internet Usage",
LISA VII, Usenix, November 1-5, 1993, pp. 9-16.
<URL: ftp://ftp.intel.com/pub/papers/horses.ps or
horses.ascii>
[10] 「インターネット即席ガイド:手のひらの地球的ネットワーク」
Heslop, B., and D. Angell, "The Instant Internet guide :
Hands-on Global Networking", Reading, Mass., Addison-Wesley,
1994.
[11] 「インターネットエチケットの助言集」
Horwitz, S., "Internet Etiquette Tips",
<ftp://ftp.temple.edu/pub/info/help-net/netiquette.infohn>
[12] 「倫理とインターネット」RFC1087
Internet Activities Board, "Ethics and the Internet", RFC 1087,
IAB, January 1989. <URL: ftp://ds.internic.net/rfc/rfc1087.txt>
[13] 「禅とインターネットの芸術:初心者の手引き」
Kehoe, B., "Zen and the Art of the Internet: A Beginner's
Guide", ネチケット情報は各章に分散している。第3版。
3rd ed. Englewood Cliffs, NJ., Prentice-Hall,1994.
邦訳:キーホー、B.P. (1993) 『初心者のためのインターネット』西田竹志
訳、トッパン。〔ただし第2版〕
[14] 「インターネットパスポート:ノースウェストネットの世界的オンラインの
手引き」
Kochmer, J., "Internet Passport: NorthWestNet's Guide
to our World Online", 4th ed. Bellevue, Wash.,
NorthWestNet, Northwest Academic Computing Consortium, 1993.
[15] 「インターネットの全容:利用者の手引きとカタログ」
Krol, Ed, "The Whole Internet: User's Guide and
Catalog", Sebastopol, CA, O'Reilly & Associates,
1992.
邦訳:エド・クロル著『インターネットユーザーズガイド−改訂版−』村井
純監訳、オーム社(1995)。
[16] 「情報専門家のためのインターネット入門:インターネットネットワーク技
術の基本ガイド」
Lane, E. and C. Summerhill, "Internet Primer for
Information Professionals: a basic guide to Internet networking
technology", Westport, CT, Meckler, 1993.
[17] 「インターネットの友」
LaQuey, T., and J. Ryer, "The Internet Companion",
Chapter 3 "Communicating with People", pp 41-74. Reading,
MA, Addison-Wesley, 1993.
邦訳:ラクウェイ、T. & J.C. ライアー (1993) 『Internetビギナーズガイ
ド』鈴木摂訳、トッパン。
[18] 「ワイルドなインターネットのサーフィン」
Mandel, T., "Surfing the Wild Internet", SRI International
Business Intelligence Program, Scan No. 2109. March, 1993.
<URL: gopher://gopher.well.sf.ca.us:70/00/Communications/
surf-wild>
[19] 「ネットワークに黄金あり!あるいは全部の間違った場所で宝を探すこと」
Martin, J., "There's Gold in them thar Networks! or Searching for
Treasure in all the Wrong Places", FYI 10, RFC 1402,
January 1993. <URL: ftp://ds.internic.net/rfc/rfc1402.txt>
[20] 「IRCの短い入門」
Pioch, N., "A Short IRC Primer", Text conversion
by Owe Rasmussen. Edition 1.1b, February 28, 1993.
<URL: http://www.kei.com/irc/IRCprimer1.1.txt>
[21] 「ネットサーフィン:ある入門」
Polly, J., "Surfing the Internet: an Introduction",
Version 2.0.3. Revised May 15, 1993.
<URL: gopher://nysernet.org:70/00/ftp%20archives/
pub/resources/guides/surfing.2.0.3.txt>
<URL: ftp://ftp.nysernet.org/pub/resources/guides/
surfing.2.0.3.txt>
[22] 「ユースネット共同体との付き合い方入門」
"A Primer on How to Work With the Usenet Community"
Original author: chuq@apple.com (Chuq Von Rospach)
Maintained by: netannounce@deshaw.com (Mark Moraes)
Archive-name: usenet-primer/part1
[23] 「ザ・ネット:利用者の指針とネチケット」
Rinaldi, A., "The Net: User Guidelines and Netiquette",
September 3, 1992.
<URL: http://www.fau.edu/rinaldi/netiquette.html>
日本語版URL<http://www.togane-ghs.togane.chiba.jp/netiquette/fauj/>
[24] 「ユースネット投稿のルール」
"Rules for posting to Usenet"
Original author: spaf@cs.purdue.edu (Gene Spafford)
Maintained by: netannounce@deshaw.com (Mark Moraes)
Archive-name: posting-rules/part1
[25] 「ネチケット」
Shea, V., "Netiquette", San Francisco: Albion Books,
1994?.
[26] 「インターネットにおけるアドバイスのしかた」
Strangelove, M., with A. Bosley, "How to Advertise
on the Internet", ISSN 1201-0758.
[27] 「インターネットの基礎」
Tenant, R., "Internet Basics", ERIC Clearinghouse of Information
Resources, EDO-IR-92-7. September, 1992.
<URL: gopher://nic.merit.edu:7043/00/introducing.
the.internet/internet.basics.eric-digest>
<URL: gopher://vega.lib.ncsu.edu:70/00/library/
reference/guides/tennet>
[28] 「みんなのためのインターネット:ユーザとプロバイダの手引き」
Wiggins, R., "The Internet for everyone: a guide for
users and providers", New York, McGraw-Hill, 1995.
6.0 セキュリティ(保安)の考慮
セキュリティ(保安)の問題は、このメモの中では論議されていません。
7.0 著者のアドレス
Sally Hambridge (サリー・ハンブリッジ)
Intel Corporation(インテル社)
2880 Northwestern Parkway
SC3-15
Santa Clara, CA 95052(カリフォルニア州サンタクララ)
Phone: 408-765-2931
Fax: 408-765-3679
EMail: sallyh@ludwig.sc.intel.com
8.0 日本語版について
8.1 注意事項
- このRFC1855の日本語訳は訳者が個人の責任で翻訳したものです。文中〔〕【】の部分は訳者が補った注記です。
- 翻訳にあたってはできるだけ原文に忠実に翻訳しました。そのままでは日本の状況に対応できない部分があるかもしれませんのでご注意ください。
- このバージョンは中学生以上の読者が読みやすいように「ですます調」の表記にしたものです。文中で、「〜しましょう」という表現を使っている部分は、原文ではもっと強い意味の命令形で表記されていますのでご注意ください。
- この日本語版の配布は無制限です。日本語原版について修正などのご要望がある場合は、訳者までご連絡ください。
- 各組織または個人が独自のガイドラインを定めるためにこの文書の全部または一部を使用することを歓迎します。もちろんその場合は適宜改変を加えても結構です。
8.2 日本語版の原本
日本語版原本の所在は下記のURLです。
※日本語版(ですます調)
WWW: http://www.togane-ghs.togane.chiba.jp/netiquette/rfc1855j.txt
FTP: ftp://ftp.togane-ghs.togane.chiba.jp/netiquette/rfc1855j.txt
※日本語版(である調)
WWW: http://www.togane-ghs.togane.chiba.jp/netiquette/rfc1855ja.txt
FTP: ftp://ftp.togane-ghs.togane.chiba.jp/netiquette/rfc1855ja.txt
(ファイル名が8文字を超えていますので注意してください)
※HTML版
WWW: http://www.togane-ghs.togane.chiba.jp/netiquette/rfc1855j.html
FTP: ftp://ftp.togane-ghs.togane.chiba.jp/netiquette/rfc1855j.html
ネチケット・ホームページ[http://www.cgh.ed.jp/netiquette/]もご参照ください。
8.3 日本語訳者
高橋邦夫 Kunio Takahashi
東金女子高等学校 Togane Girls' High School
〒283 千葉県東金市田間1999 1999 Tama, Togane, Chiba 283, Japan.
電話 0475−52−1161 Phone: +81-475-52-1161
EMail: ktaka@togane-ghs.togane.chiba.jp
8.4 更新履歴
1996. 2. 2 Ver.1.0 日本語版初版発行(fj.archives.documents etc.)
1996. 3. 1 Ver.1.01 バグ改良、邦訳書誌情報追加
1996. 3.22 Ver.1.02 書誌情報訂正
-----RFC1855日本語版最終行(rfc1855j.html 1996.3.22 Ver.1.02)-----
オリジナルの文章にあまり変更を加えていないので、一部のリンクが切れていますが、御容赦ねがいます。